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「地域×私×スポーツ」健大高崎高アスリートコースが探究成果発表 サンダーズと連携しマルシェや運営体験、1年間の学びを報告

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「地域×私×スポーツ」健大高崎高アスリートコースが探究成果発表 サンダーズと連携しマルシェや運営体験、1年間の学びを報告

教育全般

みんなの学校新聞編集局 
投稿日:2026.03.07 
tags:健大高崎, 健大高崎 アスリートコース, 健大高崎 探究, 健大高崎 野球部, 小出利一, 清水聖義, 群馬クレインサンダーズ, 阿久澤毅, 高崎健康福祉大学高崎高校

報告会を聞くアスリートコース2年の生徒たち(同校302教室で)

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 健大学高崎高校(加藤陽彦校長)の302教室で6日、同校アスリートコース2年生による探究活動の成果発表会が開催された。生徒たちは「地域×私×スポーツ」を年間テーマに掲げ、プロバスケットボールBリーグ・群馬クレインサンダーズとの共同企画を中心に、実践的な社会貢献の在り方を模索してきた。会場には同コースの生徒約120人が参加。活動を支えた企業や農家、スポーツ関係者らも見守る中、生徒たちが自ら問いを立て、汗を流して得た「生きた学び」の成果を報告した。

 

実践で知る「プロの現場」と「地元の恵み」

 報告会ではまず、同コース2年の山田琉葵さんが1年間の歩みを振り返った。昨年6月のマインドマップ作成に始まり、7月にはNPO法人新町スポーツクラブ理事長の小出利一氏による講演を実施。「スポーツと地域」の関係性を自分たちの頭で問い直すことからスタートした経緯を説明した。  

 活動の大きな山場となったのは、昨年12月13、14の両日にオープンハウスアリーナ太田で行われた「トークセッション」と「マルシェ出店」だ。  

【写真】マルシェで販売された「うま辛カルビクッパ」

 マルシェのメニュー開発では、鳥山畜産食品(渋川市)から牛肉の提供を受け、同校農学部や地元農家が丹精込めた野菜を調達。試行錯誤の末に考案した「うま辛カルビクッパ」は、寒風吹きすさぶアリーナ前で2日間計400食を売り上げた。サンダーズカラーを意識し、黄色く染めた大根を添えるなど、ファン心理に寄り添った工夫も施した。  

 また、サンダーズの試合運営補助に携わった藤崎桧さんは、ファンクラブブースの設営やイベント受付の経験を報告。多くのスタッフが阿吽の呼吸で連携する様子を目の当たりにし、「看板一つ設置するにも、角度や場所で来場者の見え方が劇的に変わる。細部へのこだわりこそがプロの仕事だと実感した」と振り返った。

 

世代超えたセッション 地域活性の核を議論

 アリーナ付近の野外ステージで開催されたトークセッションについても、映像を交えて報告された。セッションにはサンダーズの阿久澤毅社長、前太田市長で同後援会理事長の清水聖義氏、小出氏、そして同コース2年の岸亮匡さんの4人が登壇。司会も同校生徒が務めるなど、生徒主体で進行された。  

【写真】12月のトークセッションの様子

 

 報告会で岸さんは「社会全体で今後のスポーツのあり方について共通理解を深めることを目指した」と企画趣旨を説明。当日に至るまでの段取りの苦労を打ち明けた。

 

協力者からのエール 「問い続ける姿勢」が未来拓く

 講評では、協力者から温かくも鋭い指摘が相次いだ。

 サンダーズの阿久澤社長は、自身の高校時代と対比させながら「今の教育は正解を探すのではなく、自ら『なぜ?』という問い(はてなマーク)を持つことから始まる。答えを急がず、考え続け、行動し続ける癖をつけてほしい」と、探究学習の本質を説いた。  

 メニュー開発を支えた「はながさランチ」社長の佐藤勇太氏は、同校OBの立場から「目標の600食に届かなかった悔しさを忘れないでほしい。みんなの可能性は無限。今回の反省を後輩たちへつなぎ、次はさらなる高みを目指してほしい」と、次代へのバトンを促した。  

 

【写真】メニュー開発を支えた「はながさランチ」社長の佐藤勇太氏(同校302教室で)

 

 指導にあたった小谷魁星教諭は「サンダーズというハブがあったからこそ、本来接点のない高校生と企業、農家がつながった。これこそが『群馬一丸』の体現だ」と総括した。発表の合間に生徒同士が感想を求め合い、笑い声が上がる場面も見られ、主体的に社会と向き合った1年間の充実ぶりがうかがえる報告会となった。

 

【写真】発表する生徒(同校302教室)

(編集部)

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編集部より 記事は配信日時点での情報です。

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