県立図書館のデジタルサービスを知っていますか?
図書館で電子書籍やデジタル資料の閲覧ができることを知っているだろうか。群馬県立図書館が提供するデジタルサービスが、調べ学習や生涯学習の強力な味方として注目を集めている。
■群馬の歴史や文化を、いつでもどこでも——。
同館の「デジタルライブラリー」では、群馬の歩みを伝える貴重資料をインターネット上で公開。とりわけ、富岡製糸場と絹産業遺産群に象徴される養蚕・製糸業関連の文献をはじめ、古地図や絵図、写真、絵はがきなど、多彩な資料をデジタル画像(JPEG・PDF)で閲覧できるのが特徴だ。資料は県立図書館に加え、県内7市町の図書館や県立文書館と連携して収集されており、現在は約1,500点が公開されている。手続き不要で閲覧できる。
例えば、「上州草津温泉全図」「利根郡案内誌」「前橋祇園祭の祭礼絵巻」といった地域の記憶を今に伝える貴重な一次資料が並ぶ。原則として著作権保護期間が満了したもので、誰でも手続き不要で閲覧できる。資料は随時追加・更新されており、デジタル上で「生きた郷土史」に触れられる環境が整っている。
■実用系の書籍を中心に約3500点がそろう電子書籍
一方、より実用的な学びを支えるのが「電子書籍サービス」。これはインターネットを通じて電子書籍を無料で閲覧できるサービスで、紀伊國屋書店が提供する学術書・専門書を中心とした電子書籍プラットフォーム「KinoDen」を採用している。2023年1月からサービスを開始し、順次書籍数を増やし、26年3月時点で実用系の書籍を中心に3,428タイトルが並ぶ(書籍リスト)。パソコンやスマートフォン、タブレットなど、インターネットに接続できる端末があれば、時間や場所を問わず利用可能だ。
電子書籍は閲覧型(非貸出)で、全文検索や試し読み、読み上げ、画面拡大といった機能も備え、調べ学習や資格試験対策、語学学習など幅広いニーズに応える。閲覧自体は無料だが、通信料は利用者の負担となる。
詳しい利用方法はこちら
デジタルライブラリーが「地域の記憶のアーカイブ」だとすれば、電子書籍サービスは「いま学ぶための道具」。両者を併用することで、過去と現在をつなぐ学びの幅は大きく広がる。紙の本が並ぶ静かな閲覧室から、クリックひとつで広がる知の世界へ。同図書館のサービスは、地域に根ざした知を、より開かれた形で届けている。
同図書館の特別館長を務める岩瀬春男さんは「図書館にはデジタルの資料もあることを知っていただきたい」と利用を促している。
(編集部)
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