あずま小中の校章決まる 小・中2校のデザイン一体
■山々とイチョウ、渡良瀬川、御影石…
来年4月に開校する義務教育学校「みどり市立あずま小中学校」の校章が決まった。あずま小と東中の一体感を出すため、両校の校章を組み合わせ、渡良瀬川と特産の御影石のイメージを加えたデザインが在校生や地域住民、教職員による投票で選ばれた。
同市では義務教育学校への準備期間として2020年度からあずま小と東中を両校の施設を併存する「併設型」を採用し、一貫校化。施設一体型の義務教育学校のスタートに向け、校名の決定に続き、校章の選定に取り掛かった。
校章は当初、花輪小、杲小、沢入小の3校合併の思いを受け継ぐ、石原和三郎作詞の「うさぎとかめ」を表現したあずま小の校章を使う案が出されたが、協議を重ねる中で、「小中の一体感を出した方がいい」と、2校の校章を合わせた案を作製することに。
美術教師として長年、あずま小・東中に勤務し、現在東町で主任児童委員を務める小西さと子さんに作製を依頼し、あずま小校章のあずまの山々と東中校章のイチョウを取り入れた候補2と、候補2に渡良瀬川を表す底辺の線と、御影石をイメージした背景の点を加えた候補3が作られた。
投票は9月11日から25日まで行われ、投票総数734票のうち、候補3が最多の301票を得た。校章検討委員会と学校運営協議会で審議の上、決定し、10月20日の市議会総務文教委員会で報告された。今後、市広報やホームページなどで周知する。
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