笠懸の学校給食「自校式を」署名4800超 考える会、みどり市長に提出
「みどり市の学校給食を考える会」の根岸佳世代表ら8人は4日午前、みどり市役所笠懸庁舎を訪れ、須藤昭男市長に「笠懸地区の自校方式給食の継続」を求める4836人分の署名を手渡した。
同会は9月の市議会定例会に「笠懸地区学校給食の自校方式を求める請願」を提出し、賛成多数で可決。今回さらに市長に直接思いを伝えるため、2カ月前から署名活動を実施し①笠懸地区学校給食センター化の方針見直し②笠懸西小の早期自校方式実現③学校給食検討時には保護者や市民の声をよく聞き反映すること―の3点を要望事項として挙げた。
根岸代表は「市内外の人から署名をしてもらい、私たちの思いがつながっていると感じた。一方で決定事項だから署名しないという方もいた。教育委員会だけでなく、市長にも私たちの思いを踏まえた上で再検討をしてもらい、自校方式がいいということになれば、笠懸西小にも給食室をつくってほしい」と伝えた。
須藤市長は「しっかり受け止めて、これからの検討に役立てていきたい」とした一方で「笠懸地区の給食センター建設やセンター移行が決定事項のように伝わっているようだが、現時点でそんなことはない」と強く否定した。「自校でもセンターでも、安心安全で子どもたちがおいしいと食べてくれる学校給食を目指している。どちらが優れている、劣っているということになると、みどり市としての一体感をつくっていく上で、笠懸と大間々の間で壁ができてしまうのは、多くの人が心配するところでもある。市民の皆さんと共に進めていきたい」と述べた。
また、9月議会の請願に対する回答は、今月末から始まる市議会で報告するとした。