「ゴールのない未知の世界へ」 清桜高で第１回創立記念式
県立桐生清桜高校（中村清志校長）の第１回創立記念式・講演会が１７日、同校体育館で挙行された。桐南と桐西が統合して今年４月に開校した同校。いまだ続く新型コロナウイルス禍で、式場の体育館には新制服を身に着けた１年生だけが参列、２、３年生は教室でオンライン視聴した。
中村校長は「恵まれた教育環境のもと、７３５人が充実した学校生活を送っている」と７カ月を振り返り、「予測困難な時代、多様性を認め合い、協力し、学び続け、変わり続ける力が必要になる」「多様性を持つ本校ならでは、将来地域のリーダーとして活躍できる力を培ってください」などと式辞。桐生市長、みどり市長、同窓会長が祝辞を贈った。
決意の言葉は生徒会長の猿橋汰一さん（２年）。「ゴールのない未知の世界に向かって歩んでいる。信念を持った、立派な社会の一員となれるようがんばっていきます」と語った。
桐南最後の校長の奈良茂さんが作詞した新校歌を斉唱して閉会。ＰＴＡから生徒に記念品が贈呈された。
記念講演会は桐南高卒業生でホットランド代表取締役の佐瀬守男さん。「いつもを、熱くする。ＡＬＷＡＹＳ」と題し、野球部だった高校時代から夢を追い続ける今までを述懐。コロナ禍で苦闘しつつも次なる商機を展開し「桐生を熱くする」ため、国道５０号、黒保根、そして本町商店街での構想の一端を披露していた。
