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新たに校訓「向学共励」 新・桐生高で第1回創立記念式典

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新たに校訓「向学共励」 新・桐生高で第1回創立記念式典

教育全般

みんなの学校新聞編集局 
投稿日:2021.11.19 
tags:向学共励, 桐生高校, 桐高, 桐高 共学, 独立自尊, 自主自律

「独立自尊」「自主自律」に「向学共励」の校訓が披露された(桐生市市民文化会館シルクホールで)

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 今年4月に桐高と桐女が統合して新たなスタートを切った県立桐生高校(竹内敏彦校長)の第1回創立記念式典が15日、桐生市市民文化会館(美喜仁桐生文化会館)シルクホールで開催された。校訓として桐高の「独立自尊」、桐女の「自主自律」、そして新校歌の歌詞から「向学共励」が定められ、ステージ上で披露された。また卒業生で群馬大学共同教育学部の藤本宗利教授が「学びを遊ぶ」と題して記念講演した。

 

 男女共学で全日制生徒数1120人の大規模校となった桐高。竹内校長は式辞で「自由な発想とチャレンジ精神で未来をけん引する資質、能力を育成する」という教育理念を語り、「プライドを胸に自ら新しい高校をつくる貴重な機会です」と述べた。


 来賓として桐生市長、みどり市長、同窓会長が祝辞。桐女同窓会長として統合を見届け急逝した故鎗田栄子さんに黙とうがささげられ、前校長の森泉孝行さんに感謝状が贈られた。「山紫」と「花紫」の両旧校歌が歌われた。


 そして校訓披露。4文字が高雅に墨書された額が3枚、生徒代表によって掲げられた。全日制生徒会長の松平陽向(ひなた)さん、通信制生徒会長の和泉玲花(れいか)さんによる決意表明も行われた。

 

古典の学びを体感できるよう、平安装束の演出から語り起こす藤本教授


 ビデオメッセージを発したのは校歌を作詞した詩人の谷川俊太郎さん。「生きて動いていくのが学ぶということの本質。開校おめでとうございます」と。息子で作曲者の谷川賢作さんは登壇して、歌詞から「共励」という言葉が校訓にとられたことを喜ぶとともに、「せめぎ合う、さまざまな意見があるということをこの一語にこめたのだと思う」と読み解いて自ら指揮をとり、ホール一体となって校歌を歌い上げた。


 当初は4月に予定されていた開校記念式典をコロナ禍で断念、約7カ月後に挙行できた創立記念式典。全力で、さらなる高みを目指すことを誓い合っていた。

 

 

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