県教委、桐生地区・新高校2校の概略を発表ー11日
群馬県教育委員会は11日、桐生地区の新高校2校の概略について発表した。県教委は地元関係者の意見を聞きながら来年度には基本構想をまとめる方針だ。校名・校歌・制服などについては基本構想策定後になる見込み。
■桐生高校と桐生女子高校の新高校の概略
桐生高校・桐生女子高校を統合した新高校は2つの課程から編成される。全日制課程は男女共学校とし、募集定員を320名と定めた。学級数は普通科6学級、理数科2学級の計8学級になる見込み。通信制課程は桐生女子高校の通信制を引き継ぐ形になる。
新高校は現在の桐生高校の校地に置かれ、開校時期は平成33年4月からとなる。平成31年、平成32年度の両校の入学者には移行措置を施す。移行措置の内容は下記の通り。
❶平成33年度からは新高校に転学の措置を行う。
❷新高校への移行を見越した3年間の教育課程を編成する。
❸部活動は3年間継続して取り組めるよう統合前から交流を促進する。
新高校は高いレベルの進学を目指す高校を目指し、教育目標として、「生徒の自由な発想・チャレンジ精神を尊重し、幅広い知識の獲得とその活用を通して未来を牽引する資質・能力を育成」することを掲げた。
普通科は文理の枠を超えた探究的学習と実践的な英語教育の推進、理数科は理数分野の理解を深め専門性を追究する教育の推進を目指している。
■桐生南高校と桐生西高校の新高校の概略
桐生南高校、桐生西高校を統合した新高校は全日制課程の普通科の男女共学校。募集定員は240名で学級数は6学級の編成となる。
学校設置場所は現在の桐生西高校の校地に置かれる。開校は桐高・桐女の新高校と同じ平成33年4月からとなる。
平成31年、平成32年度の両校の入学者には移行措置を施す。移行措置の内容は下記の通り。
❶平成33年度からは新高校に転学の措置を行う。
❷新高校への移行を見越した3年間の教育課程を編成する。
❸部活動は3年間継続して取り組めるよう統合前から交流を促進する。
新高校は大学進学をはじめ多様な進路を実現できる高校を目指し、教育目標に「生徒の人格形成に努め、確かな学力と豊かな人間性の向上を図るとともに、様々な 課題を主体的に解決し、地域のリーダーとして幅広く活躍できる資質・能力を育成」することを掲げる。
(編集部=峯岸武司)