【コラム】「早起きは人生をつくる」ー明照学園理事長 野口秀樹
みなさん、はじめまして。明照学園(桐生市)理事長・野口秀樹と申します。樹徳高校の校長も務めさせていただいております。
学校の様子や感じること、考えることをインターネットで毎日発信しています。今回ご縁があり、「みんなの学校新聞」に当コラムを転載することになりました。時節にあわせた内容を過去のバックナンバーからえりすぐっていただき、お届けします。どうぞよろしくお願いします。
今年は朝の起床に苦戦をしております。
毎朝起きる時間から勝負です。昨年は全勝か9勝1敗で断然私のヤル気、起きる喜びが勝っていたのですが、今年は今のところ6勝4敗の勝率。寝床でぐずっております。
行動と朝の祈りを大切にしている私としては「言っていること」と「やっていること」がちぐはぐになってしまう。心に緩みが出ているのでしょうか。改善します。
朝の戦いに無理やり結びつけようとしているのではありませんが、昨日、目にした冊子にこんな諺が出ておりました。
「家の身上見るなら三代目の朝起き見やれ」
6勝4敗成績の私は「三代目」と「朝起き見やれ」に反応してしまったのです。
初めて目にした諺ですが早速調べてみたのです。
「家が末永く栄えるか衰えるようになるかは、三代目あたりで決まるもの。その三代目の主人が朝起きか寝坊かで、行末を判断することが出来る。概して三代目は、生まれながらのお坊ちゃん育ちで、勤勉努力の素質がなく、怠け者が多い事から出た言葉。昔から三代目でつぶれる家が多かったようである」
大変な諺でありました。
一般的にはどうでもよいと考えられる「朝起きる」という行為が人生を作り上げていく大事なアイテムになっている。
皆様も「起きる」行為を見直してみてはいかがでしょうか。
(平成27年2月10日のコラムより)