【群馬・桐生市】タイピングに30人挑戦 ネクステージスクールで
桐生市錦町一丁目のオルタナティブスクール「ネクステージスクール」(高澤典義代表)はこのほど、パソコンのキーボード入力の速さと正確さを競う「夏祭りタイピングコンテスト」を開いた。学習塾としての同スクールに通う小中学生ら約30人が参加し、ローマ字の短文などを入力する速さと正確さを試すコンテストに挑戦。デジタル社会の基礎を養った。
タイピング技能検定などを運営しているイータイピング(本社・愛知県東海市)主催のコンテストで、全国のパソコン教室など同社認定スクールの生徒ら約500人が参加。単語、短文、長文の3種目から一つを選び、次々に表示される文章をローマ字入力してポイントを競った。
「エコ生活のコツ」というお題では、「買ったものは大切に使う」「環境家計簿」「エコクッキングに挑戦」などの短文を素早くタイピング。間違うとエラー表示が出たり、終了後に苦手なキーが列挙されるなど、やればやるほどタイピングの技能が向上する仕組みだ。
コンテストに挑んだ石関一護さん(広沢中3)は「本番前は1カ月前から1日1時間くらい練習した。集中力が身に付き、自分の成長を実感できた」。渡邊さくらさん(樹徳中3)は「タイピングは得意ではなかったけど、練習を重ねてできるようになった」と手応えを語る。
同スクールでは1人1台のアップル社製パソコンを備え、ICT(情報通信技術)教育を積極的に取り入れている。高澤代表は「読み・書き・そろばんからデジタルの時代になる中、パソコンを使いこなすための入り口がタイピング。コンテストを通じ、子どもたちの多くがタイピングが楽しいと言ってくれた。これからもさまざまなことに挑戦してほしい」と話す。