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アジアの若者15人が入学 太田工科専門学校初代校長に小島昭さん

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アジアの若者15人が入学 太田工科専門学校初代校長に小島昭さん

教育全般

みんなの学校新聞編集局 
投稿日:2022.05.10 
tags:太田工科専門学校, 小島昭校長, 群馬総合カレッジ, 自動車

教室にはスバルから提供された自動車のエンジンが並ぶ。小島校長(右)と吉永学科長(太田工科専門学校で)

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 自動車産業の担い手となる技能技術者を育てようと、前橋市にある群馬総合カレッジ(松村壮理事長)が今年度、太田市東本町の旧太田東小校舎で太田工科専門学校を開校した。初年度はアジア出身の若者15人が入学。2年間でものづくりを学び、自動車産業の即戦力となる人材育成を目指している。


 初代校長は群馬高専名誉教授の小島昭さんが就任。副校長には群馬大学名誉教授の志賀聖一さん、学科長にスバルの職業訓練校専任講師だった吉永英男さんを迎え、学生の指導に当たる。


 実習の授業では、スバルから提供された自動車のエンジン10台やさまざまな部品約600点を教材として使用。実物を見て触ることで、理解を深める。また、旋盤や溶接など金属加工の実習は、太田市と群馬大学理工学部、太田商工会議所の3者でつくる地域産学官連携ものづくり研究機構(MRO)の設備を利用する。


 今年度の入学生は日本語学校を卒業した外国人。全員が日本語能力試験でN3の認定を受けており、日常的な場面で使われる日本語はある程度理解している。同校では日本語教育も行い、卒業時にはより広い場面で使われる日本語を理解できるN2を全学生に取得させるという。また、来年度以降は日本人も含めて学生を募集し、映像制作や動画編集を学ぶ学科も設ける予定だ。


 小島校長は「受け入れ先の企業が満足する人材を育成していく。企業のニーズをいち早く察知して、カリキュラムもその都度、編成し直す。自動車産業界で活躍できるスーパー技能技術者を育てていきたい」と話している。

 

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