ホーム

»

学校ニュース

»

<群馬・桐生市>仮想空間に「教室」開校 1周年記念で選択肢拡大―ネクステージ・スクール

学校ニュース

一覧はこちら

<群馬・桐生市>仮想空間に「教室」開校 1周年記念で選択肢拡大―ネクステージ・スクール

教育全般

みんなの学校新聞編集局 
投稿日:2022.09.22 
tags:オルタナティブスクール, メタバース

メタバース上の教室で授業を行う子どもたち①

写真を拡大

 小・中学生を対象にしたオルタナティブスクール「NEXTAGE SCHOOL(ネクステージ・スクール)」(桐生市錦町一丁目、高澤典義代表)がこのほど、メタバース(仮想空間)上にもう一つの教室「ネクステージ@メタバース」を開校した。

 

 同スクールは、「教育に選択肢を、人生に改革を」を目標に、ミスマッチを感じる子どもが選べる少人数教育の「学校」を目指し2021年10月1日に開校。開校1周年記念として、「さらに子どもの選択肢を広げたい」と、メタバース上の教室をオープンした。

メタバース上の教室で授業を行う子どもたち②

髙澤さん(後列左)とネクステージの皆さん

 

 子どもたちはメタバース内で、自身の分身となるアバターを操作して自由に動くことができる。メタバース上に再現された教室で、現実世界と同じように学習机に座り、メタバース上のパソコンで勉強を行う。高澤さんもアバターとなり、メタバース上の教室で子どもたちの様子を把握。マイクやチャット機能などを使用し、現実世界に近い感覚で学習に臨む。

 

 家が遠方で物理的に同スクールへの通学が難しい人や体が不自由な子どもたちも、メタバース上であれば自宅から簡単に通学することができる。また、人間関係に不安を感じている子どもたちも、アバターを利用することで通学や会話へのハードルが下がるという。

 

 加えて、同スクールに通う子どもたちにもさまざまなメリットがある。家庭学習の際にメタバース上の教室を利用することで、「みんなも頑張っている」というモチベーションアップにつながる。体調不良などで外出できない場合でも、メタバース上であれば通学が可能。曜日を選ばず自宅から学習ができる。

 

 高澤さんは「人と人との関りがなくなるわけではなく、メタバース上でも人柄や人となりはよくわかる。コロナ禍のように大きなピンチがあったときでも、学びの場を提供することができる。子どもたちの学びの選択肢を広げていきたい」と話している。

 

 メタバースは外部からも受け付けている。問い合わせは同スクール(電0277・88・9302)へ。 

 

 

 

ページトップへ