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21年度の不登校101人 群馬・みどり市 前年度比倍以上に

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21年度の不登校101人 群馬・みどり市 前年度比倍以上に

教育全般

みんなの学校新聞編集局 
投稿日:2022.12.03 
tags:みどり市, 不登校

 みどり市議会(古田島和茂議長、定数18)定例会は2日午前、市役所大間々庁舎議場で一般質問初日を迎えた。市は過去3年間の市内小中学校における不登校児童・生徒数の推移について報告。2021年度の不登校児童生徒は101人で、前年度から倍以上増加したことを明らかにした。


要因「無気力」「不安」多く

 

 【不登校児童・生徒推移】市内小中学校における不登校児童・生徒数の推移について須藤日米代議員(新令ク)が質問。

 

 川俣一広教育部長は、過去3年間の市内小中学校における不登校児童・生徒数の推移について、19年度は小学校で13人、中学校22人の計35人、20年度小学校で17人、中学校30人の計47人、21年度は小学校22人、中学校79人の計101人で、中学での不登校生徒数が2年間で50人以上増加したことを報告。

 

 また今年度は10月までの状況として、市内小中学校12校において、小学校では1年生0人、2年生3人、3年生3人、4年生5人、5年生6人、6年生8人の計25人、中学校では1年生9人、2年生29人、3年生20人の計58人が不登校であるとし、「特に昨年から引き続き継続して不登校となっている児童生徒が多くみられる状況である」と説明した。

 

 不登校の要因については、新型コロナウイルスの影響は大きいと考えられるとした一方、「はっきりとした要因は分かっていないため、複雑な要因や背景を的確に把握し対応していきたい」とした。

 

 要因の把握について、必要に応じてスクールカウンセラーらによる児童生徒や保護者への聞き取りや面談を行っているが、「不登校の要因が明確でない場合が多く、各学校からの報告でも『無気力』『不安』という要因が最も多くなっている」とし、この状況については同市だけでなく全国的な傾向であると説明した。

 

 対応については、スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカー、教育支援センターと連携し、チームで対応しているとし、未然防止の対応では、連続して3日欠席した場合には家庭訪問を行い、不登校にならないような取り組みを実施していると説明した。

桐生タイムス

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