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「ネットいじめ」で意見交換 群馬・みどり市の小中学生ら防止会議、3年ぶり対面で話し合う

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「ネットいじめ」で意見交換 群馬・みどり市の小中学生ら防止会議、3年ぶり対面で話し合う

教育全般

みんなの学校新聞編集局 
投稿日:2023.01.21 
tags:いじめ防止こども会議, みどり市

各グループの意見をまとめ、代表者が発表を行った(笠懸公民館交流ホールで)

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 子ども同士でいじめ問題を考える2022年度「みどり市いじめ防止こども会議」(市教育委員会主催)が20日、笠懸公民館交流ホールで開かれた。3年ぶりに対面形式で実施され、市内の小中学生らが「ネットいじめ防止」について議論を交わした。

 

 同会議は13年度から始まり、今回が10回目。市内の小学校7校、中学校4校、あずま小中の計12校からそれぞれ2人の代表者が参加。ネットいじめに関する動画を観賞し、4班に分かれてグループ会議を実施した。

 

 動画の内容は、サッカーの試合でPKを外したチームメートへの不満から、LINE(ライン)の「ステータスメッセージ」と呼ばれる自分のプロフィル欄に「PK職人が終わらせた夏」と書き込んだことで、そのチームメートが翌日学校を休んだというもの。

 

 グループ会議では①書き込みはいじめだと思うか。問題点は何か②SNSに悪口を書く以外に、イライラした気持ちを解消する方法はなかったか③いじめにつながらないようにSNSを上手に利用していくために、これから私たちにできることは何か―という3点について意見を出し合った。

 

 その後、各班の代表者が意見をまとめ全体で発表。いじめに該当するという意見が多かった一方、「いじめようという意思がないため、いじめではない」という意見があったことも報告された。問題点として「SNSのモラルがなっていないこと」「軽い気持ちで書き込んだこと」「見た人の気持ちを考えていなかったこと」などが挙げられ、「モラルやルールをもう一度学び、守ることが大切」「人が嫌がることや悪口は書かない」「自分だけでなく周りの人の気持ちを考える」などの意識を持ってSNSを利用していくことが大切だという意見が発表された。

 

 保志守教育長は発表を聞き「SNSが身近なもの、じぶんごととして捉えている様子が見受けられた。きょうの会議で得た新たな気付きや学びを今後に生かしてもらえたら」と呼び掛けた。

 

 会議に参加した児童生徒らは今後、各学校で今回の話し合いの様子や意見などについて報告を行う予定だ。

桐生タイムス

 

 

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