早い動きで動機づけ 桐商で進路ガイダンス【群馬・桐生市】
桐生市立商業高校でこのほど、1、2年生向けの進路ガイダンスが行われ、約460人の生徒が「公務員」「民間企業就職」「大学・短大・専門学校進学」の各コースごとに模擬授業や企業説明などに臨み、自分の将来を考えた。
同校では1、2年生向け進路ガイダンスに加え、3年生の1学期には県内大学などの協力を受け、より実践的な進路説明会を実施している。
この日は県内および足利地区の大学・短大・専門学校の24校が46の模擬授業などを実施。山田製作所と桐生信用金庫が企業説明会を展開したほか、公務員試験のガイダンスも行われた。
太田情報商科専門学校の模擬授業では、用意されたパソコンを使って生徒がゲームプログラムの基礎に挑戦。数値や言語を打ち込み、「テトリス」の動きを制御した。
フェリカ家づくり専門学校の模擬授業では、赤城大沼を望む別荘の間取りのレイアウト作りに挑戦。明るく開放的、食事も楽しめるくつろいだ空間のため、どこに何を配置し、どこに窓をつければよいのか、具体的にプランニングした。
1年生の小倉美羽さんは「難しかったけれど興味が湧いた。将来の進路を考える参考になった」と話した。
同校では今年度、8割以上が進学し、民間企業への就職は40人強だった。進路指導主事の関口恵美教諭は「自分の興味を確認し、将来を考えるきっかけにしてほしい」としている。
関連記事
広告