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英語で伝える自らの思い 桐生市の中学生弁論大会

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英語で伝える自らの思い 桐生市の中学生弁論大会

教育全般

みんなの学校新聞編集局 
投稿日:2024.09.09 
tags:桐生市中学校英語弁論大会

 桐生市中学校英語弁論大会が6日、同市立中央公民館市民ホールで開かれ、市内の中学校を代表する中学生15人が、さまざまなテーマを掲げて英語で自らの思いを語り、来場者から多くの拍手を浴びた。一般の部は広沢中3年の吉田京美(みやび)さん、海外在住経験者の部は桜木中3年の小野マリアビクトリアさんが優勝した。
 同市教育委員会が毎年この時期に開催している恒例行事で、今年で24回目を迎える。新型コロナウイルス禍以降は2022年度までビデオ審査で実施していたが、昨年から対面開催に戻している。
 今大会は同市立中(義務教育学校含む)10校と市内の私立中2校から、一般の部は各校代表者1人の12人、海外在住経験者の部は3校から3人がそれぞれ発表し、英語の表現力や発音、内容などを競った。

【写真】一般の部で優勝した吉田さんのスピーチ風景(桐生市立中央公民館市民ホールで)

【写真】海外在住経験者の部で優勝した小野さんのスピーチ風景(桐生市立中央公民館市民ホールで)

 同市教委によると、一般の部で優勝した吉田さんは「No Pain No Gain」と題し、夢に向けて努力を続けることの大切さに気付いた経験をスピーチ。審査員から「中学生の心にも響く内容で共感でき、発音がきれいで聞き取りやすく、抑揚やジェスチャーが効果的で、暗記した英語ではなく、自分の気持ちや考えを英語で語っている」と評価された。

 海外在住経験者の部で優勝した小野さんは「Bayanihan」と題して発表。「貧困という社会問題を真剣に考え、幼少期を過ごしたフィリピンで学んだ〝bayanihan〟という考えを基に解決策を考える内容がとても評価できる」「だれひとり取り残さないという考え方の大切さを気付かせてくれた」

「聞き手を意識し、抑揚、ジェスチャーなどを工夫しながら熱意をもって伝えようとしている」などと審査員から評価された。

 一般の部では、吉田さんと2位の黒保根学園9年の及川開(かい)さん、3位の中央中3年の沖山心春(こはる)さんの上位3人、海外在住経験者の部では小野さんと2位の桐生大学付属中3年の相澤広大さんの上位2人が、25日に動画審査で行われる「県中学校英語弁論大会」に参加する。 

桐生タイムス

 

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