病児と病後児を一本化 4月から織姫町の保育室に ─ 運営見直しで桐生市
働きに出ている保護者らのために病気になった子どもを一時的に預かる病児保育。このうち病気回復期にある子どもを預かる「病後児対応型」について、桐生市は4月から、運営主体と運営場所を見直すことを明らかにした。
現在は認定こども園「桐生北こども園」(東久方町一丁目)で実施している病後児対応型事業を4月から、おりひめ医院(織姫町)内にある「病児保育室はなぞの」で行う。桐生北こども園は同月から、体調不良児対応型事業を実施予定という。
2月28日に市役所正庁で開かれた市議会教育民生常任委員協議会に対して市担当者が報告した。
病児保育には、病気中の子を預かる病児対応型、病気回復期の子を預かる病後児対応型、保育中に体調不良になった場合に対応する体調不良児対応型の3事業がある。
市は病児対応型を「病児保育室はなぞの」で、病後児対応型を「桐生北こども園」で、それぞれ実施中。これまで運営主体や場所が異なり分かりにくかったが、両事業を1カ所で実施することで利用しやすくする。
関係法人とはあらかじめ協議して了承済み。桐生北こども園は4月から、市内11カ所の保育園・認定こども園で現在実施している体調不良児対応型を実施する予定だ。