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川内は「相生と地域協議会」中学校区再編で方向性確認 小中一貫校化を望む声も 川内中学校区の第3回検討委

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川内は「相生と地域協議会」中学校区再編で方向性確認 小中一貫校化を望む声も 川内中学校区の第3回検討委

教育全般

みんなの学校新聞編集局 
投稿日:2024.10.14 
tags:学校規模等適正化中学校区検討委員会, 桐生市, 桐生市教育委員会, 桐生市立小中学校 再編

約2時間にわたって議論が続いた第3回川内中学校区検討委員会(川内公民館で)

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 急激な少子化に備えた桐生市立小中学校の再編を検討するため、同市教育委員会が市内9中学校区ごとに設置した「市学校規模等適正化中学校区検討委員会」。その川内中学校区検討委の第3回会合が10日開かれた。委員からは同中学校区内での小中一貫校化を望む声も多く出たが、まずは来年度に他中学校区と地域協議会を編成し、学校統合を検討していくことに概ね賛同。その上で現時点では相生中学校区と地域協議会を編成する方向性を確認した。来年1~2月予定の第4回会合で最終決定する。

 検討委は今年1~2月、小中一貫校化した黒保根を除く9中学校区に市教委が設置。区内小中学校のPTA役員や校長、自治会長らが委員を務める。市教委は各検討委に、中学校区を越えた小中学校再編協議を進めるか否か、枠組みを含め、来年3月末までに方向性を出すよう求めている。
 川内公民館で開かれた川内中学校区検討委(池末晋介委員長、10委員)の第3回会合では、「地域に学校を残したい」「川内の地形を考えると他中学校区との統合は通学に時間がかかりすぎる」などの理由で、川内で小中一貫校化を望む声が複数あった。
 その一方で「川内だけでなく市全体の少子化を見ると、統合もやむなし」「川内だけで小中一貫校化しても20年後には複式学級化するので、統合を話し合うのも仕方ない」などと、他中学校区と地域協議会を編成して話し合うべきとの声も複数出た。
 地域協議会の編成先としては、過去の検討委での意見を踏まえて市教委が提案した「相生中学校区との2中学校区」と、先月の中央中学校区検討委で意見が出た「中央・清流・境野・梅田との5中学校区」の2つの選択肢が浮上した。
 これに対しては「地図上で通学距離を比較すると、中央中学校区よりも相生中学校区のほうが近い」「相生中学校区(と地域協議会をつくること)の方が現実的」などの意見が続出。中央中学校区との地域協議会編成を望む意見は出なかった。
 池末委員長は「仮に小中一貫校化を目指すとしても、地域協議会で他中学校区の認識を知るのは意味がある」としたうえで、来年度から相生中学校区と地域協議会を編成する方向性を確認。来年1月中旬から2月末にかけて開催予定の第4回会合で、最終的な意向を再確認することにした。
 検討委の過去の議事録や配布資料は、市ホームページ「桐生市学校規模等適正化中学校区検討委員会」で閲覧できる。

 

桐生タイムス

 

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