第2回桐生子ども新聞コンテストの表彰式が行われる
桐生市内の小学生が地域をテーマに新聞を作る「第2回桐生子ども新聞コンテスト」(同実行委員会主催)の表彰式が21日、群馬大学工学部同窓記念会館で開かれた。
最優秀賞の宮野怜さん(中学年の部・境野小3年)と岩﨑彩羽さん(高学年の部・東小6年)をはじめ、優秀賞、努力賞を受賞した児童計51人が表彰を受けた。
同コンテストは、桐生に住む子どもたちの郷土愛を高めることなどを目的に2023年から行う取り組み。市内小学生385人から個性あふれる273作品が集まった。
最優秀賞の宮野さんの作品は「桐歩(きりある)く新聞」。「桐生のまちを楽しむ」をテーマに、渡良瀬川へのヤマメの放流や彦部家住宅の謎、桐生天満宮の骨董(こっとう)市など、自分の足で集めたさまざまな桐生の情報を分かりやすく切り取り、1枚の紙面にまとめた。宮野さんは「受賞はとてもうれしい。ヤマメの絵がうまく描けた」と喜んだ。
岩﨑さんの作品は「KIRYU新聞」。桐生市が取り組む子どもだけの仮想のまち「ミニきりゅう」について、イベントの説明や実行委員長のインタビュー、ミニきりゅう開催に向けて行われる子ども会議の概要などを丁寧にまとめた。「見出しのフォントを変えたり、自作のキャラクターを紙面に入れたりして工夫した」と笑顔で話した。
実行委員長の亀山豊文さんは「ふるさと桐生を知り、桐生や日本ではどんなことが起きているのか新聞を作りながら知ってもらえればうれしい」と児童らに語り掛けた。
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