部活動地域移行、神戸市の「コベカツ」始動
神戸市教育委員会は16日、26年秋から市内の公立中学校の部活動を終了し、地域のスポーツ団体などによるクラブ活動に完全移行する「KOBE◆KATSU(コベカツ)」を発表した。
同市では2026年という期限を設定し、政令市では初めて、平日・休日ともに部活動を終了し、生徒が地域の人たちと一緒に活動する「コベカツ」を開始できるよう取り組みを進めていくとしている。
(神戸市教委HPより)
少子化が進む中で、種目や活動数など、学校ごとの格差が広がり、子どもたちの選択肢は少なくなる傾向にある。また、子どもたちや保護者の部活動に対するニーズも、より「楽しみたい」という意向に変化しており、現在の活動ではニーズに十分に応えることができなくなってきている。こうした背景を踏まえて、同市では新しい仕組みづくりを模索してきた。
「コベカツ」は神戸市の中学生が、放課後・休日に校区の枠を越えて、さまざまなスポーツ・文化芸術活動に参加できる新しい仕組みになると神戸市では説明している。
従来の中学校にあった運動部・文化部の種目のほか、例えばボルダー、ダンス、釣り、料理なども選べるようになる。多様化する子どたちのニーズに合わせて、コベカツでは、大会やコンクールへの出場を目指すスポーツや文化活動から、趣味や交流を楽しむ活動、社会貢献活動まで、幅広い選択肢から選ぶことができるとしている。
(神戸市教委HPより)
(編集部)
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