県立高校3校に「tsukurunサテライト」設置へ デジタル技術を活用した創作拠点、地域の生徒・児童にも開放
群馬県は13日、デジタルクリエイティブ人材の育成を目的とした「tsukurun -GUNMA CREATIVE FACTORY-」の活動を拡大し、新たに県立高校3校に「tsukurunサテライト」を設置することを決定した。最先端のデジタル機材を備えた環境を提供し、高校生のみならず、地域の小中学生にも創作活動の機会を広げる。
開設されるのはDXハイスクールにも指定されている県立高崎女子高校、伊勢崎高校、吾妻中央高校の3校。「tsukurunサテライト」では、ハイスペックPC、画像作成ソフト、VRゴーグル、撮影機材などを整備。放課後などの時間に専門スタッフが指導し、3DCGやプログラミング、VR技術を活用した創作活動を支援する。生徒は学校にいながら最先端のデジタル技術を学び、実践的なスキルを身につけることができる。
また、地域の小中学生にも施設を開放し、高校生が彼らのサポートや運営に関わることで、生徒の主体性の向上も期待されている。
3月には各校で専門スタッフによる2~3回の開講が予定されていて、初回は在校生を対象としたオリエンテーションを行い、それ以降は近隣の小中学校の児童生徒にも開放する予定。
4月下旬から5月上旬を目途に本格的に運用を開始し、定期テスト期間や年末年始を除く週2回程度の開設を予定している。
「デジタル技術の発展が進む中、県内の高校が地域のデジタル人材育成の拠点となることで、新たな創造の場が生まれることが期待できる」と県教委の担当者は話している。
■設置校
県立高崎女子高校(tsukurun TAKAJO)(図書室に設置)
県立伊勢崎高校(tsukurun ITAKA)(特別教室に設置)
県立吾妻中央高校(tsukurun AGATSUMA)(特別教室に設置)
■3月の実施予定日
tsukurun TAKAJO:3月5日(水)、13日(木)
tsukurun ITAKA:3月6日(木)、13日(木)、22日(土)
tsukurun AGATSUMA:3月7日(金)、9日(日)、24日(月)
(編集部)