卒業生2名 はかま姿で巣立ち 桐生市新里町のフリースクールあんしゃで卒業式ー17日
桐生市新里町のフリースクール「あんしゃ」(倉嶋 仁美 代表)の卒業式が17日、同校舎で開かれ、2人の児童・生徒が慣れ親しんだ学び舎を巣立った。
わたらせ渓谷鐵道の列車を活用した校舎内では、保護者や在校生、ボランティアスタッフら19人が出席。地元の和裁士で着物ファクトリー小澤学院の小澤 笑子 学院長が、卒業生に向け、無償で伝統的な袴を着付けた。
卒業するのは、小学6年生と中学3年生の2人。式典ではそれぞれ卒業証書を受け取り、倉嶋代表は式辞で「元気のない友達にはさり気なく寄り添い、サポートしてくれた2人。本当にありがとう。これから多くの人と出会い、学び、一歩ずつ成長してほしい」とエールを送った。
榛東村から通学していた卒業生の島田 実木雄さん(15)は「今まで自分を支えてくれたスタッフさんや友達には感謝しかありません。私は4月から通信制の高校へ通いますが、今後ともご指導よろしくお願いします」と答辞を述べた。
その後、2人の卒業生は感謝をこめて、手作りした校舎のジオラマ模型を同校に贈呈。在校生たちは精密なジオラマ模型に「すごい、ほんものの学校とそっくりだ」と歓声を上げていた。
同校は不登校などの小・中・高校生を対象に21年に開校。「学ぶ、考える、認め合う」をテーマに畑や動物と触れ合う自然体験といった個性的なカリキュラム・体験型教育を指導している。
この記事は光ケーブルテレビ放送部から情報提供を受けています。
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