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思い出の一品を刀匠の技で 大隅俊平美術館で銘切実演開催 5月

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思い出の一品を刀匠の技で 大隅俊平美術館で銘切実演開催 5月

文化

みんなの学校新聞編集局 
投稿日:2025.04.03 
tags:大隅俊平美術館, 太田市 大隅俊平美術館, 銘切実演 大隅俊平美術館

大隅俊平美術館のHPより

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 刀匠による銘切実演と体験イベントが、5月11日に大隅俊平美術館(太田市由良町)で開催される。このイベントでは、刀匠・本田俊正氏が「銘切」の技を実演し、解説を行う。銘切とは、刀匠が鏨(たがね)を使って、日本刀の茎(なかご)に自身の名前や製作年を刻む伝統技法のことだ。

 実演後には、事前に申し込んだ中学生以下の子どもたちを対象に、本田刀匠が希望の文字を真鍮プレートに銘切し、プレゼントする。銘切できるのは漢字またはカタカナで、片面に3文字まで刻める。通常販売されているものは両面に3文字ずつ、計6文字までの銘切が可能だが、今回は特別な体験として提供される。

 イベントは、午前10時から正午までの回と、午後1時30分から3時30分までの回の2部制で行われる。各回の定員は15人で、参加には事前の予約が必要。申し込みは4月19日から電話にて受け付け、代表者を含め3人まで申し込むことができる。

 講師を務める本田俊正刀匠は、大隅刀匠に師事し、平成4年に入門。平成9年に刀剣類制作の承認を受け、平成11年に独立した。長年の技を駆使し、伝統的な銘切の技術を披露する。

【写真】昨年の様子(左)と真鍮プレート

 

 市の担当者によると、このイベントは今年で11回目を迎える。例年は5月5日に開催していたが、大型連休を避けるため、今年は1週間遅れの5月11日に変更したそうだ。子どもたちが自分の書いた文字の形で銘を切ってもらえるため、成長の記録として貴重な記念品となる。「興味のある方は、ぜひこの機会に参加してみてください」と話している。

 大隅俊平美術館 電話0276-20-6855

(編集部)

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