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【学科研究2025】単位制普通科ってどんな学科?◆太田東高校を事例に

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【学科研究2025】単位制普通科ってどんな学科?◆太田東高校を事例に

高校入試

みんなの学校新聞編集局 
投稿日:2025.05.13 
tags:伊勢崎清明, 単位制 普通科, 大間々, 大間々高校, 太田東, 学科研究シリーズ, 桐生清桜, 沼田高校, 高崎北

 高校にはさまざまな学科が存在します。「学科研究シリーズ」はタブロイド判「みんなの学校新聞」(25年7月上旬発行予定)と連動して、さまざまな学びのスタイルを解説していきます。今回は数ある学科の中の一つ、「単位制普通科」について、県立太田東高校・教務主任の生澤英之先生にお話を伺いました。

 

単位制普通科のスクールミッション

◆様々な教科・科目の幅広い学習を通して、広い視野と柔軟な思考力を身に付けるとともに、自分の進むべき方向性を見つけることができる高校
◆生徒一人一人の興味に合わせて幅広い科目の中から選択できるカリキュラムや、少人数授業により、個性を伸長できる高校
◆充実した探究的な学習を通して、他者と協働する力や課題解決力を身に付けることができる高校

 太田東高校を含め、県内に単位制普通科の高校が6校あります。必修科目もあるので、全く自由にというわけではありませんが、基本的には、それぞれの進路に合わせて、幅広い選択科目が用意されているのが特徴です。たとえば、音楽系の学校を目指す生徒は音楽を選択できますし、自分が進学したい大学の受験科目に合わせて教科を選ぶことも可能です。最近では大学でも文理横断型の学部・学科が増えてきているので、そうした入試にも対応しやすいと言えるでしょう。

本校では今年から単位制という特色を生かして、2・3年生が一緒に学ぶ「大選択科目」というのを週1時間、試験的に設けました。現在は13講座あり、学年を超えて学んでいます。1年完結型ですが、理解を深めたければ、2年連続で受講できる教科もあります。
 教師が一方的に生徒に教えるだけではなく、探究型や実技型の講座では大学のゼミのように先輩が後輩に教えたりアドバイスしたりということも期待できます。教えることが理解を深めることにつながります。

 本校は9割が4年制大学に進学する進学重視型単位制高校です。不確実性要素の多い現代社会において、社会の変化や課題に対して柔軟に対応できる力はますます求められてくるでしょう。そうした社会情勢も踏まえて、総合的な探究の時間を「みらい学」と名付け、将来のキャリア形成に向けて専用の教材を活用し、重点的に取り組んでいます。身近な社会課題の解決についてグループワークや発表をする機会は、将来社会に出たときに役立つはずです。毎年7月には社会に出て活躍している本校の卒業生を招いてキャリア講座を行っています。

 

(編集部)

 

 

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編集部より 記事は配信日時点での情報です。

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