「出荷できないタマネギを食べ盛りの子どもたちのために」 寮生活の中学生へ寄付 桐生市内の会社員
タマネギが収穫期を迎えている。桐生市在住の会社員男性(57)は、妻の実家が甘楽町で農家を営んでおり、天候の影響などで柔らかくなり出荷できない「B品」のタマネギが大量に出たことから、「食べ盛りの子どもたちの役に立てれば」と、桐生大学附属中学校のサッカー部と軟式野球部に寄付を申し出た。
男性自身は同校に縁もゆかりもないが、「遠方から寮生活をしている部員がいることは知っていたので、少しでも力になれればと思った」と話す。
知人が神子澤修校長と親交があることを思い出し、その知人を通じて6月下旬、校長に連絡を取ってもらった。
寄付を受けた神子澤校長は「物価高の時代に、こうした厚意は本当にありがたいこと」と感謝の言葉を述べた。学校では、タマネギをすぐに学生寮へ届け、寮の食堂で調理。後日、学校からは「食堂スタッフも感謝しておりました」とのコメントが寄せられた。
(編集部)
関連記事
広告
編集部より 記事は配信日時点での情報です。