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【特集】学校説明会の歩き方(1)

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【特集】学校説明会の歩き方(1)

高校入試

みんなの学校新聞編集局 
投稿日:2017.05.12 
tags:オープンキャンパス, 体験入学, 学校見学, 学校説明会, 進学塾クエスト, 進学塾クエスト 館林

学校見学は志望校へのイメージを具体化するよいチャンス。

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 私立高校が今年度の学校説明会・オープンキャンパスの日程を相次いで発表している。公立高校も夏前後から学校説明会が行われる。実際に志望校に足を運んでその学校の雰囲気などに触れることができる点で、学校説明会の意味は大きい。
 みんなの学校新聞では、この学校説明会を有意義な時間にしてもらうため、「学校説明会の歩き方」を特集する。1回目の今回は、進学塾クエスト(館林市)の古口徳夫先生に聞いた。(編集部=峯岸武司)


 「たくさん行ったからといって受かる訳ではないので、『友達が行くか』という理由で、つきあいでの参加は好ましくないですね。むやみやたらといく必要はないと思います」。古口先生は学校説明会に参加する際、この点は大前提にしてほしいと強調する。

 学校説明会やオープンキャンパスはイベントなので、遊び感覚で参加する受験生もいるが、目的は自分に合っている学校かどうかを確かめることだ。受験する気もないのに、つきあいで参加するのは貴重な時間の浪費になってしまう。この点にはち注意を払いたい。

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【写真】進学塾クエスト・古口徳夫塾長


 では実際、いくつくらい行けばいいのか。
 古口先生は4校程度ではないかとアドバイスする。

 「公立高校はチャレンジ校1校+現実的な学校1つ。どこに行くかは学校や塾の先生にアドバイスをもらうのもいいのでは? 私立高校は2校程度です」
 学校説明会に参加しなかったことが合否に影響することはない。塾に通っている場合には夏期講習とかぶらないよう、事前に塾の先生に日程を聞いておくとよい。

 

(参考)私立高校の学校説明会の日程


 友達と行くという選択も悪くないが、通学できる距離かどうか、経済的にどうかといった大人から見た現実的な視点が入ったほうがより的確な選択ができるという点で、古口先生は親に同伴してもらうことを勧める。
 親は自分の子供の性格を熟知しているはずなので、実際にその学校を見て、「この学校ならうちの子の性格などに合っている」あるいは「向いていない」というアドバイスもしてあげることができる。

 

 子供目線での学校への関心は「制服のおしゃれさ」だったり、「校舎のきれいさ」だったり、楽しそうな雰囲気かどうかという点に向けられがちだ。もちろん、そういう外見的な部分も無視はできないが、人生の中でも重要な進路選択だからこそ、カリキュラムや卒業後の進路などにもしっかり目を向けたい。こういう部分もチェックできる点で、保護者も一緒に参加するのは意味がある。
 「まだ世の中を知らない中学生だからこそ、『後ろ』から見守ってきた親の視点は大切だと思います」と古口先生は話す。


 さて、説明会当日。万が一、体調不良などで参加できなくなってしまった場合はどうすればいいか。合否に影響しないとはいえ、無断の欠席は避けたいところだ。
 

 学校見学に参加することで、「ここはイメージと違った」「なんだかいい感じの学校だぞ」という感触を掴むことができる。「(こういう)直感がわりと重要です」と古口先生。より高校に進学するイメージが具体的になり、受験勉強へのモチベーションを高めることができるのも「学校説明会」に参加するメリットだ。


 ただ、「参加したこと」=「合格すること」ではないので、その前提を忘れてはいけない。


「しつこいようですが、行ったからといって受かる訳ではないので、学校見学によって得られた『ヤル気』を大切にして、志望校合格に向けて全力でがんばってほしいと思います」

 

《 編集部から 》
みんなの学校新聞のイベント情報では、学校説明会の日程を随時更新しています。こちらも参考にしてみてください。

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