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「移住者呼べる学校に」 かたる会、黒保根学園で意見交換

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「移住者呼べる学校に」 かたる会、黒保根学園で意見交換

教育全般

みんなの学校新聞編集局 
投稿日:2021.11.18 
tags:移住, 黒保根学園, 黒保根小学校

 黒保根の未来をかたる会委員らが見守る中で、放課後英会話活動を楽しむ子どもたち(黒保根小学校プレイルームで)

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 桐生市黒保根町の各種団体役員や公募市民が荒木恵司市長ら市幹部と懇談する「黒保根の未来をかたる会」が16日、同市黒保根町水沼の市立黒保根小学校で開かれた。来年4月に開校する同市初の小中一貫校「市立黒保根学園」について意見交換。委員からは「市外から移住者を増やすためのキーワードが弱い」「教育に関心のある家族を呼び込む方策を」などと、人口減対策としての移住促進と絡めた特色ある学校づくりへの要望が相次いだ。

 

■“突き抜けた特徴”が課題

 同学園は、市立黒保根小・中学校を一貫校化する市内初の義務教育学校。地域との連携協働、少人数ならではの個に応じた指導、英語や国際理解教育が柱で、市内全域から就学可能な小規模特認校制度を導入する。


 開会前に委員らは、来年4月1日から同学園に生まれ変わる黒保根小校舎の各教室や、同町独自採用の英会話講師による児童向け放課後英会話活動などを見学。小林一弘教育長を交えて同学園について意見交換した。


 昨夏に都内から黒保根町に移住した公募委員の女性は「コンセプトはすばらしいが、突き出た特徴がない。市外からの移住者を増やすためのキーワードが弱い。教育に関心のある家族を呼び込む方策を」と要望した。


 別の子育て中の公募委員の女性も「学校選択で移住する人は増えている。市内は子どもが少ないので取り合っては効果がない。(市外から)移住を呼び込むことが大事。そのためにも住む場所の確保が課題」と訴えた。


 さらに「中学校になると(私立など市外通学を選択して)黒保根を選ばない人も増えてくるので、中学校になる年齢の特色をもっと打ち出してもいい」との意見も出た。


 小林教育長は「学びの連続性を大切にしながら、オーダーメードのように指導したい。理科に興味がある子、英語に興味がある子。どんな子のどんな要望にも応えられると自負している」と意気込みを語った。


 荒木市長も「突き抜けた特徴を出すことがこれからの課題。地域に根差した学校なので地域の人が考える学校とは何かを協議して煮詰めていくことが大事」と述べた。

 

 

 

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