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画期的イヤホンで桐生第一高校eスポーツ部をサポート─オーツェイド(高崎)

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画期的イヤホンで桐生第一高校eスポーツ部をサポート─オーツェイド(高崎)

スポーツ

みんなの学校新聞編集局 
投稿日:2021.12.15 
tags:オーツェイド, 桐生第一高校, eスポーツ

オーツェイドの提供でオリジナルイヤホンを組み立てるeスポーツ部の生徒たち(桐生第一高校で)

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 桐生第一高校のe(イー)スポーツ部(岩瀬大城顧問、萩原亜美花部長)に、強力なスポンサーが現れた。独自技術でイヤホンを製造販売するベンチャー企業のオーツェイド(高崎市、渡部嘉之社長)で、ゲームプレーに重要な音響の聞き取りが画期的になるイヤホンを、部員それぞれが自分に合うよう製作し、今後もサポートしてくれるという。11月27日には渡部社長らスタッフが同校を訪れ、自社イヤホンの開発秘話を語りつつ、部品セットを提供して部員10人の組み立て作業をサポートした。


 きっかけは桐一2年生の永井柚樹さん。「自分は部員じゃないですが、ヘッドホンを付けて20分30分ゲームをするのは疲れる。このイヤホンだと聞こえない音まで聞こえて、世界が変わります」

 

 県内全日制高校で初のeスポーツ部ができたことを話した母が、オーツェイドのビジネスマネージメント部リーダーをつとめる綾子さんだった。綾子さんがボスに伝えて、音楽だけでなくeスポーツでの活用を図ることになった。

 

 渡部社長(58)は大手電子部品メーカーなどで圧電セラミックスの研究開発に従事し、2016年に同社を創業。圧電セラミックスはスピーカーやブザー、プリンターなどさまざまな製品に応用されている。人が聞き取れない高周波数の音の再現性にも優れており、独自技術でイヤホンに組み込むことによって音域が広く高音質な音楽規格「ハイレゾ」対応が可能になった。

 

 部員たちは「より広く、細かく音をとらえる、聴いて楽しいイヤホンを作ろう。作ったものはみんなにあげます」と渡部社長に激励され、自分好みの音域が得られるよう、各種部品を組み合わせ調整し、色彩も選んでマイ・イヤホンを作り上げていった。

 

 部長の萩原さん(2年)は「音楽を聴くのが好きなので、うれしい。こんなベンチャー企業が群馬にあったことにも感動しました」と、うれしそうに取り組んでいた。

 

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