【新型コロナ】警戒度「2」に引き上げ 県立学校の対応示すー県教委
新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い、群馬県は1月12日(水)から全県において、県のガイドラインに基づく警戒レベルを「2」に引き上げた。期間は1月25日(火)までの2週間の予定。引き上げに伴い、11日、県教委は1月12日以降の県立学校の対応について発表した。
■警戒レベル「2」の引き上げにともなう県立学校の対応
原則、「すべての県立学校で通常登校を継続する」こととし、生徒や教職員に感染者が発生した場合は、必要な範囲で学級閉鎖や臨時休業等の判断を行う。感染状況に応じて、オンライン学習を活用した分散登校などを検討する。
部活動については、感染防止対策を徹底した上で実施。ただし、全国大会などを除き、宿泊を伴う活動や県外の学校との対外試合は自粛する。県教委では「今後の感染状況によっては、対応が変わる場合もあるので、詳しくは在籍している学校に相談してほしい」と補足する。
学校行事に関しては、感染リスクの高い活動は避け、実施する場合にも感染防止対策を十分に講じた上で行う方針を示した。また、修学旅行が予定されている場合には、感染状況を踏まえながら、各学校において慎重に判断することとしている。
各学校では感染防止対策を徹底するが、感染の状況や家庭・家族の状況等を踏まえ、感染への不安があり登校できない場合には、欠席としては扱わないこともあるとした。これについては各学校での判断になるため、「在籍している学校に相談してほしい」(県教委)とのことだ。
市町村立学校や私立学校については、「県立学校の対応を周知する」(県教委)にとどめ、各市町村教育委員会や私立学校が県教委の方針をもとにそれぞれで判断することになっている。
■ワクチン接種のために授業に出席できない場合などについて
県立学校に通う児童生徒が、新型コロナウイルスワクチンの接種により、授業に出席できない場合には、児童生徒に不利益のないよう、各学校長の判断により、次のとおり出席停止などとして取り扱う。(詳しくは、在籍している学校に相談)。
ワクチン接種に伴う事例 |
取扱い(各校長の判断による) |
授業日の一部に出席できない場合 |
出席扱い |
終日出席できない場合 |
出席停止 |
接種後の副反応により出席できない場合 |
出席停止 |
(編集部=峯岸武司)