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PBL教育、その狙いは【上】 群馬大学理工学部長石間経章さんに聞く

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PBL教育、その狙いは【上】 群馬大学理工学部長石間経章さんに聞く

教育全般

みんなの学校新聞編集局 
投稿日:2022.01.18 
tags:PBL教育, 群馬大学理工学部, 課題解決型カリキュラム

群馬大学理工学部の石間経章学部長

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 群馬大学理工学部は4月から、桐生地域の企業や事業所の協力を受け、新たな課題解決型カリキュラムに挑む。2年生が対象で、少人数のグループが3日間、企業に出向き、現場の課題を探り、その解決に取り組む。PBL(Problem Based Learning)教育と呼ばれる手法だが、そこには、学生の課題解決能力の育成という目的に加え、地域が協力して学生を育てるという、このまちの将来ともつながる視点が組み込まれている。理工学部長の石間経章さん(56)に導入の狙いを聞いた。


■地元の産業 知る機会に


―PBL導入の経緯は?
石間 5、6年前、桐生商工会議所の会頭を務めていた山口正夫さんから「理工学部の学生はもっと桐生のまちなかに出てほしい」と言われた。2021年度の理工学部改組の際、PBL教育の導入は目玉の一つだったが、これを必修科目に組み込み、学生を地域に連れ出し、企業の現場で課題に取り組み、実践的な課題解決能力を磨いてもらおうと考えた。彼らにとっては地元の産業構造を学ぶ機会にもなると思った。

 

―桐生地区でPBL教育に取り組む意義は?
石間 桐生・みどり・太田地域には、機械を中心に製造業の産業集積がある。理工学部の存在理由もそこにあると考える。事実、理工学部の前身である桐生高等染織学校の誕生には、地元の有志が深く関わっていた。当時と比べて今は、学生と地元企業との関係は希薄になり、桐生で暮らしながら地元の産業や文化を知らずに卒業する学生も多い。これでは「いい学生生活だった」と、振り返ってもらえないのではないか。

 

■将来の道 探るヒントも


―どうして2年生で?
石間 理工学部は21年度から類制度を導入している。入学後、学生は「物質・環境類」「電子・機械類」のどちらかに所属しながら幅広い知識や能力を習得し、2年の後期以降、自分の適性や興味に応じて専門分野を絞っていく。PBLを2年前期に設定したのは、専門を選択する前に、自分がどんな研究に取り組みたいのか、地域で働くとはどういうことなのか、将来どんな社会で暮らしていきたいのか、俯瞰(ふかん)して考えるきっかけにしてほしいからだ。


―従来のインターンシップとの違いは?
石間 インターンシップは職業体験だが、就職に寄り過ぎていると感じていた。なので、あえて名前を変えたいと思った。


―具体的にはどんな流れになる?
石間 4月から課題発見や解決方法、グループでの取り組み方について講義で学び、8、9月の夏休み期間中、数人のグループで協力企業に出向き、基本3日間、現場で課題探究や解決策を探る。授業なので、最後は成果発表をしてもらう。

 

 

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