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「赤星」「黒星」そろって全国へ 県予選でワンツーフィニッシュ―桐工高ロボット研究部

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「赤星」「黒星」そろって全国へ 県予選でワンツーフィニッシュ―桐工高ロボット研究部

教育全般

みんなの学校新聞編集局 
投稿日:2022.09.05 
tags:ロボット競技大会, 全国大会出場, 桐生工業高校

青森での全国大会に向けて意気込むロボット研究部(桐工で)

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 第30回全国高校ロボット競技大会県予選(県工業教育研究会主催)を、県立桐生工業高校(瀧川豊宏校長)のチーム「赤星(レッドスター)」と「黒星(ブラックスター)」が制覇した。5校9チームが参加した競技で優勝、準優勝を占め、10月15、16日に青森県弘前市の県武道館で開催される全国大会に出場する。


競い合い「目指すは優勝」
 桐工はロボット研究部(梅澤圭吾部長、15人)が「赤星」と「黒星」で参加。各チームはリモコン型と自立型のロボットを用意、4月に青森大会にちなんで発表された、リンゴを木から取り込み運んで並べ、搾ってジュースにするという見立ての課題に取り組んできた。


 製作はまず360センチ×360センチの4段コースを作るところから。リンゴに見立てるピンポン玉計48個をのせるパイプを切り、ロボットの基盤作りには機械加工や溶接をし、動かすためのプログラミングも。部員の生徒たちは機械科と創造技術科電気コースの1~3年生15人だが、専門以外の分野も勉強し合い、意見を出し合って製作を進めてきた。

 

県大会で優勝した「赤星」を操作、改良点を考える

 さらに「競技は2分半でピンポン玉をパイプの上に並べ、3分の時間内に取り込んで車庫に入れる。あせると並べられないし、リモコン型の操作には3人のチームワークが不可欠。メンタルも大事で、1年生など春先から顔つきが変わりました」と指導にあたる仲村仁教諭。


 「赤星」を操縦する梅澤部長(機械科3年)は「ミリ以下の調整のためパーツを何回も作り直したりして、夏休みも毎日やりました。まだ操縦や躯体の改良に伸びしろがあるのでブラッシュアップして、全国ではこの仲間、この車体で、最高のパフォーマンスを出したい。もちろん優勝を目指します」。


 自立型を担当し満点を獲得して「県大会MVP」となった井上絢乃さん(電気コース2年)も「めっちゃ楽しい。全国に向けてプレッシャーをかけたい」と意気込む。「黒星」を担当した田中湧基さん(機械科1年)は「緊張しましたがロボットがよく動けた」と振り返り、全国大会へは「みんなと頑張る。レッドに勝ちたい」と誓った。


 全国大会は96チームが参加、競技者である高校生主体で行われることになっている。

 

 

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