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「大間々高みらい塾」鈴木大晴さんと今泉心優さん、決勝へ 12日に玉川大で「高校生まちづくりコンテスト」 今ある資源で新たな旅を

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「大間々高みらい塾」鈴木大晴さんと今泉心優さん、決勝へ 12日に玉川大で「高校生まちづくりコンテスト」 今ある資源で新たな旅を

教育全般

みんなの学校新聞編集局 
投稿日:2023.02.08 
tags:SDGs, 井上浦造みらい塾, 大間々高校, 玉川大学, 高校生まちづくりコンテスト

玉川大学で開かれる高校生まちづくりコンテストに向けて練習する鈴木さん㊧と今泉さん(大間々高校で)

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 SDGs(持続可能な開発目標)の探究に取り組む県立大間々高校(高橋みゆき校長)の有志グループ「井上浦造みらい塾」の生徒が、12日に玉川大学(東京都町田市)で開催される「第2回高校生まちづくりコンテスト」(主催・高校生観光チャレンジ実行委員会)の決勝大会に挑む。全国177チームから選ばれた5チームが、自ら考案した郷土の活性化プランを10分の持ち時間内で発表し、最高賞の観光長官賞を目指す試み。チームを代表して発表に臨む鈴木大晴(たいせい)さんと今泉心優(みゆ)さん(ともに1年)は、活動の成果をしっかり伝え切ろうと、練習に余念がない。

 

 井上浦造みらい塾はSDGsを補助線に、地域の社会課題を探り、調査し、解決策を考え、行動できる主体性を持った人を養成するためのゼミ。

 

 塾生は持続可能性と地域の活性化という社会課題に対し、地域資源を組み合わせてツアーを組み立てる「みどりみらいツーリズム」を提案。定期的に料金を払えば、金額や季節に応じて年に複数回のツアーが楽しめるサブスクリプションモデルを構築した。

 

 「花輪駅や神戸駅、丸美屋自販機コーナーでのインタビューでは、今あるものがいいとの声を多く聞いた」と2人は話す。わたらせ渓谷鐵道に加え、地元の自然・食文化・歴史・アクティビティーを高校生目線で探索し、ツアーメニューに組み込んだ。「実際に起業したとき、売り上げや利益はどうなるのか。こまかい試算までした」と鈴木さん。高校生まちづくりコンテストに企画書とプレゼンテーション動画を送ると、昨年12月、決勝進出の知らせが届いた。

 

 塾の開講以来、3年間の積み重ねをまとめたスライドだが、決勝に向け、昨年12月の熱海視察や1月の成果発表会のデータなど、最新の動きも加え、スライドを再編した。

 

 「発表時間の10分は短くてあせってしまう」と、2人は練習を続ける。高橋校長は「成果発表会を契機に応援の声はいっそう大きくなった。決勝に選ばれただけでもすごいことだが、応援者によい報告ができるよう、生徒を支えたい」と話している。

桐生タイムス

 

 

 

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