大学教授らの「出前講義」ー探究授業のテーマ発見のきっかけに 樹徳高で5月1・9日
樹徳高校(野口秀樹校長)は1日と9日、大学教授などの外部講師による「出前講義」を高校2年生を対象に行った。今後の行われる探究の授業で、生徒たちが取り組むテーマを発見するのがねらいだ。生徒は興味のある講義を事前に選択。2日間の日程で45分の講義を計4コマ受けた。
1日、334人の生徒は15のテーマに設定された講義をそれぞれの教室に分かれて受講した。
高崎経済大学経済学部の矢野修一教授の「世界は誰かの仕事でできている」の講義には27人の生徒が参加。障がい者の雇用環境の改善を目的に起業した久遠チョコレート(愛知県豊橋市)の夏目浩次氏などの社会起業家の事例紹介し、社会で働く上で近江商人の「三方よし」(売り手よし、買い手よし、世間よし)の精神が大切であることを説いた。
受講した同校2年の冨樫晴さん(17)は「先生の話が面白くて集中して聞けた。自分も社会に役立つことをしてみたいと思った」と語った。
今後、同じ課題に関心を持った生徒が4~6人のグループを作り、12月の発表に向けて調べ学習などの探究活動を開始する。
【写真】講義を熱心に受講する生徒たち
【写真】矢野教授の質問に答える生徒
(編集部)
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