【群馬】大学・短大進学者55%で過去最高 公立高卒業者の進路ー県教委
群馬県教育委員会(平田郁美教育長)は20日、24年3月に公立高校を卒業した生徒の進路状況を報告した。
卒業者数は1万1412人で、その内、大学進学者が5,955人で全体の52.2%を占め、過去最高となった。短大を含めると55%で5年連続増加している。
大学進学者が増加した背景について県教委では「全国的な大学進学志向の高まりや20年4月から実施されている文科省の『高等教育の修学支援新制度』など奨学金制度の拡充も関係しているのではないか」と分析する。
一方で、専修学校・各種学校の進学者は19.2%(2,187人)と昨年と比べ減少した。就職者については19.5%(2,220人)で昨年と比べてやや持ち直した。数字が回復した要因として県教委は「求人数がコロナ以前の水準に戻ってきた」ことを挙げるが、就職者数の割合については19年の23%をピークに20%割れが続いている。産業別に見ると製造業への就職が56.3%と最も多くなっている。
(編集部)
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