「中央、清流、境野と協議」 梅田中学校区の方向性決定 来年度から地域協議会編成 桐生市立小中学校再編問題
急激な少子化に備えた桐生市立小中学校の再編を検討するため、桐生市教育委員会が市内の中学校区ごとに設置した「市学校規模適正化中学校区検討委員会」。その梅田中学校区検討委(小島隆委員長、9委員)の第4回会議が21日、同中学校で開かれた。梅田中学校区検討委は中央・清流・境野の3中学校区検討委に地域協議会の編成を要請し、4中学校区で来年度、小中学校統合を含めた協議に入る方向性を決定した。
検討委は昨年1~2月、すでに小中一貫校化した黒保根を除く9中学校区に市教委が設置した有識者会議。各検討委では区内小中学校や未就学児の保護者代表や校長、自治会長らが委員となり、他中学校区と小中学校再編を進めるか否かを協議している。
梅田中学校区検討委の第4回会議では、市教委が前回会議で提案した「中央・清流・境野・梅田」の4中学校区での小中学校統合協議について、小島委員長が各委員の意見をあらためて確認。同枠組みで来年度から統合協議に入ることを全会一致で承認した。
市教委によると、複数の中学校区検討委でつくる地域協議会が来年度編成された場合、各中学校区検討委から正副委員長ら代表者3人ずつ出席する仕組み。各中学校区検討委は地域の意見集約のため来年度も継続するが、運営方法は現在検討中としている。
各中学校区検討委は、すでに中央が14日に方向性を決定(中央・清流・境野・梅田の4中学校区で来年度統合協議)。清流が30日(東公民館)、相生が31日(相生公民館)、境野が2月7日(境野中)、桜木が同10日(桜木公民館)、広沢が同12日(広沢公民館)、新里が同14日(新里中)、川内が同17日(川内公民館)に、それぞれ午後2時から第4回会議を開く。原則公開で一般傍聴できる。
問い合わせは同市教育センターの教育環境課へ。
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