令和6年度の群馬県公立高校入試をChatGPTにガチで解かせてみた【数学編②】
AIに高校入試の問題を解かせたらどうなるか。令和6年度の群馬県公立高校の入試問題を使って、ChatGPTに解かせてみた。無料版なので制限があるため複数回にわたってその状況をレポートする。今回は数学の大問3まで。
大問3
証明や説明を要求する問題で、図も入りかなり複雑な構成の問題。読解力を要求されるので、さすがにAIでは厳しいかなと思っていたが、空欄補充や証明をやってのけた。最初はPDFデータごとGPTに入れてみたが、思った通りの結果が得られなかったので、テキスト(問題文)と画像(図)を分けて解かせた。
作図の問題はやり方の説明をしてくれた。順を追って作図の手順を示した。ほぼ正解なのだが、赤線の部分が「三点A・B・Pを通る円」ではなく、「点Pを中心に点A・Bを通る弧(円)を描く」なら正解。やっていることは合っているのだが、表現の仕方が減点。
②の問題は①を踏襲しているので、必然的に減点になるが、言っている説明は間違えていない。この大問3は19点が満点だが、(1)の穴埋め各3点、証明5点、(2)の作図4点、説明4点と推定で配点すると17点は取っていることになる。大問1は41点満点中、推定で37点、大問2は9点満点中、推定で7点。ここまでで63点(正答率91%)を獲得している。
(編集部)
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