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主体性育む教育の成果共有 SAHイグナイトに17校 新年度からSAH+(プラス)に拡大

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主体性育む教育の成果共有 SAHイグナイトに17校 新年度からSAH+(プラス)に拡大

教育全般

みんなの学校新聞編集局 
投稿日:2026.03.25 
tags:SAH イグナイト, SAH 群馬, 群馬県教育委員会  SAH

 群馬県教育委員会(平田郁美教育長)は25日、県庁32階のNETSUGENと31階のGINGHAMで「SAH IGNITE(イグナイト)4.0」を開催した。SAH事業は、県教育ビジョンの最上位目標である「自ら考え、判断し、行動できる生徒の育成」に基づき、生徒の非認知能力やエージェンシー(主体性)の向上を目的に展開されてきた。「イグナイト」はその意見交換の場で、今回が4回目の開催。SAH指定校5校と協力校12校の計17校から生徒約50人、教員約20人が参加し、3年間の取り組みを振り返るとともに、今後の発展に向けた議論を行った。SAH事業は新年度から「SAH+(プラス)」として対象を全県立高校に拡大する予定で、今回のイグナイトはこれまでの総括と次の段階への橋渡しを狙いとしている。

 

 オープニングでは、初年度の指定校である前橋南高校の生徒が登壇し、各校の取り組みを紹介した。

 その後、参加者は約5人ずつの13グループに分かれ、「学習・授業」「生徒会活動」「探究活動」「部活動」の4テーマについて意見交換を行った。学校の枠を超えた生徒同士の議論に、教員も対等な立場で加わり、主体性を引き出す環境づくりや外部との連携の重要性などについて活発に意見が交わされた。

 探究活動をテーマにしたグループでは、「教員が土台となる環境を整えた上で、生徒が自ら挑戦できる場を広げることが重要」との意見が出され、失敗も含めた経験の価値や当事者意識の必要性が共有された。

 同グループに参加した県立太田高校の石井大智さんは「他校の生徒と意見を交わすことで新たな視点を得られ、未来につながる学びになった」と話した。太田女子高校の椎名祐大教諭も「生徒が課題意識と理想を持ち、自ら解決しようとする姿勢に学ぶ点が多かった」と評価した。

 

【写真】グループでの話し合いの様子(県庁NETSUGEN、GINGHAMで)

 

 閉会にあたり平田教育長は「高校生の力の大きさに驚かされた。生徒と教員が対等に学び合う姿こそ、この事業の成果」と述べ、主体的な学びのさらなる広がりに期待を寄せた。

 会場では、新田暁高校の食品科学研究部が作ったトマトパンも配布され、参加者同士の交流に花を添えた。

 

 SAH事業は来年度から「SAH+(プラス)」へと発展し、対象を全県立高校に拡大する方針。これまでの指定校・協力校を中心に「SAH LS(リーディングスクール)」を10校程度募集し、理念や取り組みの浸透を図る。また、約510万円の予算を計上し、生徒の提案事業を資金面から支援する仕組みも検討している。県教委は「生徒のアイデアを審査し、活動資金を提供する形を想定している」としている。

(編集部)

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編集部より 記事は配信日時点での情報です。

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