桐高生、県政への疑問ぶつける 県議と「ガチ」意見交換
県議会議員が高校などへ出向き意見交換する「GACHi(ガチ)高校生×県議会議員~政治を知らなきゃソンをする!~」が4日、県立桐生高校で開かれた。同校の1年生約300人が参加し、政治に対するさまざまな質問を議員に投げかけた。
若者の政治への関心を高めるために群馬県議会が取り組む事業「GACHi(群馬県議会アクティブ・シチズンシップ・ハイスクール)」。その中で議員が高校などを訪問し、生徒と意見交換する取り組みが今年も始まった。桐生高校を皮切りに、県内の高校および高等部のある特別支援学校17校(18回)で実施される。
今回の意見交換会には、県議会議員の狩野浩志氏、小川晶氏、大和勲氏が参加。生徒からは、議員を目指したきっかけ、政治家で若手の人が少ないのはなぜか、医療費の補助など市町村で差が出てしまうのはなぜか、大切なときの勝負メシは何か―などといった質問が出た。
小川氏は意見交換会を終え、参加した生徒らに「県で行っている大事な政策について、関心を持ってもらっていると感じた。若い人たちの声を政策に生かし、若い人たちが活躍できる群馬県を目指していきたい」と述べた。
参加した同校の牛来凛音さんは「普段知ることのできない議員の方の仕事内容や、私たち高校生にできることは何かということを学ぶことができた。選挙権を得たら、これからの社会を担う世代として政治に積極的に参加できれば」と話した。星野百香さんは「兄が18歳になったことから、選挙に関する話は家族でも行ってきた。私も選挙権を得たらしっかりと参加していきたい」と語った。