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広沢は「次回再協議」 検討委で小中再編議論 桐生市教委

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広沢は「次回再協議」 検討委で小中再編議論 桐生市教委

教育全般

みんなの学校新聞編集局 
投稿日:2024.06.05 
tags:小中学校 規模適正化, 桐生市 市学校規模等適正化中学校区検討委員会, 桐生市教育委員会

 急速な少子化に備えた桐生市立小中学校の再編を検討するため、同市教委が市内9中学校区ごとに設置した「市学校規模等適正化中学校区検討委員会」。その広沢中学校区の第2回検討委員会が3日、同校で開かれた。委員から「(将来子どもが減る)問題を初めて実感した。頭を切り替えたい」「市内の年間出生数300人台では(1校で)間に合う規模になってしまう」など多様な意見が出て、次回会議であらためて協議することになった。

 検討委は1~2月、黒保根を除く市内9中学区ごとに市教委が設置。小中学校のPTA役員や校長、区長らが委員を務める。市教委は各検討委に対し、各中学校区を越えて小中学校再編を進めるか否か、来年3月末を目安に一定の方向性を出すよう求めている。
 広沢中学校区の検討委は今回、前回委員長に選ばれた委員が今年度交代したため、あらためて正副委員長を選出。委員長に第13区区長の飯塚美明委員を、副委員長に広沢中PTA会長の目崎克行委員をそれぞれ選任した。
 市教委が示した児童生徒数の推計では、規模適正化の検討開始基準となる単学級(1学年1学級)が、広沢小は25~28年度、広沢中は29~31年度にそれぞれ生じるものの、それ以降は再び全学年2学級に回復する見込みだ。
 会議では、まず飯塚委員長が「学校統合か、現状維持か、小中一貫校化か。大きく分けると3つの選択肢がある」と指摘。複数の委員が「市教委で腹案があるなら示してほしい」と訴えると、市教委は「まずは地域のみなさんの考えを大事に進めたい」と答えた。
 保護者委員からは「将来子どもが減っていくという問題を今回初めて痛感した。頭を切り替えてしっかり考えたい」「こうした会議に初めて出席して、こんな問題があったのかと思った。子どもにとって何が一番かを考えたい」などの意見が出た。
 広沢小・広沢中とも単学級が数年続いた後に再び1学年2学級に戻るとはいえ、校長委員からは「中学校はある程度の学級数が確保できないと十分な教育ができない。人間関係や部活動の面からも、学校規模をある程度大きくしてほしい」と要望する声が上がった。
 また別の保護者委員からは「市内の子どもの年間出生数が300~400人だと、(市内全体で)1校で間に合うくらいの規模になってしまう」との指摘も。飯塚委員長は「次回会議であらためて協議いただく」として議論をまとめ、9月下旬から11月中旬までに予定する第3回会合で再協議することになった。 
 検討委の過去の議事録や配布資料は、市ホームページ「市学校規模等適正化中学校区検討委員会」の資料欄で見ることができる。
 広沢中学校区検討委の委員は次の通り。敬称略。◎は今年度の新任。
 ▽委員長=◎飯塚美明(第13区長)▽副委員長=目崎克行(広沢中PTA会長)▽委員=◎鈴木幸展(広沢小PTA会長)、◎周藤沙織(広沢幼稚園PTA会長)、彦部恭一(広沢地区青少年愛育運動協議会長)、清水隆行(市民生委員児童委員協議会第13区主任児童委員)、杉戸早苗(市民生委員児童委員協議会第13区主任児童委員)、◎櫻井禎人(広沢小校長)、小此木博行(広沢中校長)

えとき
 第2回会合を開いた広沢中学校区検討委(広沢中で)

 急速な少子化に備えた桐生市立小中学校の再編を検討するため、同市教委が市内9中学校区ごとに設置した「市学校規模等適正化中学校区検討委員会」。その広沢中学校区の第2回検討委員会が3日、同校で開かれた。委員から「(将来子どもが減る)問題を初めて実感した。頭を切り替えたい」「市内の年間出生数300人台では(1校で)間に合う規模になってしまう」など多様な意見が出て、次回会議であらためて協議することになった。

 検討委は1~2月、黒保根を除く市内9中学区ごとに市教委が設置。小中学校のPTA役員や校長、区長らが委員を務める。市教委は各検討委に対し、各中学校区を越えて小中学校再編を進めるか否か、来年3月末を目安に一定の方向性を出すよう求めている。
 広沢中学校区の検討委は今回、前回委員長に選ばれた委員が今年度交代したため、あらためて正副委員長を選出。委員長に第13区区長の飯塚美明委員を、副委員長に広沢中PTA会長の目崎克行委員をそれぞれ選任した。
 市教委が示した児童生徒数の推計では、規模適正化の検討開始基準となる単学級(1学年1学級)が、広沢小は25~28年度、広沢中は29~31年度にそれぞれ生じるものの、それ以降は再び全学年2学級に回復する見込みだ。
 会議では、まず飯塚委員長が「学校統合か、現状維持か、小中一貫校化か。大きく分けると3つの選択肢がある」と指摘。複数の委員が「市教委で腹案があるなら示してほしい」と訴えると、市教委は「まずは地域のみなさんの考えを大事に進めたい」と答えた。
 保護者委員からは「将来子どもが減っていくという問題を今回初めて痛感した。頭を切り替えてしっかり考えたい」「こうした会議に初めて出席して、こんな問題があったのかと思った。子どもにとって何が一番かを考えたい」などの意見が出た。
 広沢小・広沢中とも単学級が数年続いた後に再び1学年2学級に戻るとはいえ、校長委員からは「中学校はある程度の学級数が確保できないと十分な教育ができない。人間関係や部活動の面からも、学校規模をある程度大きくしてほしい」と要望する声が上がった。
 また別の保護者委員からは「市内の子どもの年間出生数が300~400人だと、(市内全体で)1校で間に合うくらいの規模になってしまう」との指摘も。飯塚委員長は「次回会議であらためて協議いただく」として議論をまとめ、9月下旬から11月中旬までに予定する第3回会合で再協議することになった。 
 検討委の過去の議事録や配布資料は、市ホームページ「市学校規模等適正化中学校区検討委員会」の資料欄で見ることができる。
 広沢中学校区検討委の委員は次の通り。敬称略。◎は今年度の新任。
▽委員長=◎飯塚美明(第13区長)

▽副委員長=目崎克行(広沢中PTA会長)▽委員=◎鈴木幸展(広沢小PTA会長)、◎周藤沙織(広沢幼稚園PTA会長)、彦部恭一(広沢地区青少年愛育運動協議会長)、清水隆行(市民生委員児童委員協議会第13区主任児童委員)、杉戸早苗(市民生委員児童委員協議会第13区主任児童委員)、◎櫻井禎人(広沢小校長)、小此木博行(広沢中校長)

 

 第2回会議の日程・開始時間(会場)

▽中央中学校区=5月23日午前10時(中央中)

▽清流中学校区=24日午後2時(清流中)

▽新里中学校区=27日午後2時(市新里支所3階)

▽梅田中学校区=28日午後2時(梅田中)

▽広沢中学校区=6月3日午後2時(広沢中)

▽境野中学校区=4日午後2時(境野中)

▽桜木中学校区=25日午後2時(桜木公民館)

▽相生中学校区=7月1日午後2時(相生中)

▽川内中学校区=4日午後2時(川内中)


桐生タイムス

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