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新里は「中学校区内で統合」地元検討委で小中再編議論ー桐生市教委

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新里は「中学校区内で統合」地元検討委で小中再編議論ー桐生市教委

教育全般

みんなの学校新聞編集局 
投稿日:2024.05.29 
tags:小中学校 規模適正化, 桐生市 市学校規模等適正化中学校区検討委員会, 桐生市教育委員会

 急速な少子化に備えた桐生市立小中学校の再編を検討するため、同市教委が市内9中学校区ごとに設置した「市学校規模等適正化中学校区検討委員会」。その新里中学校区の第2回検討委員会が24日、同市新里支所で開かれた。新里中学校区はみどり市を挟んで旧桐生市内の中学校区と隣接していないことなどから、中学校は「現状維持」とし、小学校は「中学校区内で統合する」との方向でまとまった。次回以降の会合で具体的にどこの小学校を統合するかなどを協議する。
 検討委は1~2月、黒保根を除く市内9中学校区ごとに市教委が設置。小中学校のPTA役員や校長、区長らが委員を務める。市教委は各検討委に対し、各中学校区を越えて小中学校再編を進めるか否か、来年3月末を目安に一定の方向性を出すよう求めている。

 新里中学校区の検討委(委員長・山形賢助第21区長、15委員)では、市教委が示した区内小中学校の児童生徒数推計を確認。学校再編の検討開始基準となる1学年1学級(単学級)がいつごろから生じるかをチェックした。
 新里中は推計の最終年度2048年度まで該当せず。新里東小は31年度、新里中央小は29年度にそれぞれ発生し、新里北小は現時点で全学年が単学級となっている。
 委員からは新里中について「(旧桐生市内の中学校区と隣接せず)統合相手がない。みどり市またぎでは無理」との意見が出た。
 また新里中学校区内の小学校について「統合まで5年かかるとして29年度。(新里中学校区内の小学校で児童数が最多の)新里東小でさえ31年度には単学級の学年が出る。なるべく早く統合の準備を進めるべき」と声が出た。
 さらに「少しでも大人数で学習したほうがいい」「統合の方向で進めてほしい」「統合に賛成」などと新里中学校区内の小学校統合を望む声が続出。「(小中一貫の)義務教育学校化は、これ以上どうしようもなくなったときの検討材料」との意見もあった。
 山形委員長は「各委員の発言内容を踏まえ、新里中学校区については中学は現状のまま、小学校を統合する方向としたい」と述べ、出席委員から異議は出なかった。
 市教委は次回会合の予定を9月下旬~11月中旬と説明。検討委は次回会合以降、具体的にどの小学校を統合するのかを話し合う。
 検討委の過去の議事録や配布資料は、市ホームページ「市学校規模等適正化中学校区検討委員会」の資料欄で見ることができる。
 新里中学校区検討委の委員は次の通り(敬称略)◎は今年度の新任。
▽委員長=山形賢助(第21区長)

▽副委員長=小池寛明(新里北小PTA顧問)

▽委員=◎峯岸成樹(新里中央小PTA会長)、吉田裕美(新里東小PTA顧問)、鴨田久代(新里中PTA顧問)、齋藤俊樹(すぎの子幼稚園保護者会元役員)、◎田村宏(19区長)、◎登坂金男(20区長)、知久賢治(すぎの子幼稚園園長)、◎峯岸実栄(市民生委員児童委員協議会20区主任児童委員)、加藤宗太郎(市青少年育成補導連絡協議会新里地区代表)、長谷部桂一(新里中央小校長)、◎竹澤理恵子(新里東小校長)、◎星野晋一(新里北小校長)、上原敏行(新里中校長)

 第2回会議の日程・開始時間(会場)

▽中央中学校区=5月23日午前10時(中央中)

▽清流中学校区=24日午後2時(清流中)

▽新里中学校区=27日午後2時(市新里支所3階)

▽梅田中学校区=28日午後2時(梅田中)

▽広沢中学校区=6月3日午後2時(広沢中)

▽境野中学校区=4日午後2時(境野中)

▽桜木中学校区=25日午後2時(桜木公民館)

▽相生中学校区=7月1日午後2時(相生中)

▽川内中学校区=4日午後2時(川内中)


桐生タイムス

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