ホーム

»

学校ニュース

»

中学校区越えた統合議論 意見集約は次回持ち越しー清流中学校区の検討委・桐生市教委

学校ニュース

一覧はこちら

中学校区越えた統合議論 意見集約は次回持ち越しー清流中学校区の検討委・桐生市教委

教育全般

みんなの学校新聞編集局 
投稿日:2024.05.27 
tags:小中学校 規模適正化, 桐生市 市学校規模等適正化中学校区検討委員会, 桐生市教育委員会

 急速な少子化に備えた桐生市立小中学校の再編を検討するため、同市教委が市内9中学校区ごとに設置した「市学校規模等適正化中学校区検討委員会」。その清流中学校区の第2回検討委員会が24日、同中学校で開かれた。複数の中学校区での学校統合が必要との方向でおおむね議論されたが、それに必要な地域協議会設置をどうするかなどの意見集約は次回会合に持ち越した。
 検討委は1~2月、黒保根を除く市内9中学校区ごとに市教委が設置。小中学校のPTA役員や校長、区長らが委員を務める。市教委は各検討委に対し、中学校区を越えて区内の小中学校再編を進めるか否か、来年3月末を目安に一定の方向性を出すよう求めている。
 清流中学校区検討委(委員長・朝倉富美夫第6区長、15委員)の第2回会合では、委員から「清流中学校区だけの小学校統合では(望ましい学級規模には)間に合わない」「もっと広い範囲で統合しないと、短期間で再統合を検討しなければならなくなる」との意見が出た。
 「何年に必ず統合するとの目標時期はあるのか」との委員の質問に対し、市教委は「ゴールは決めていない。学校は地域の宝。各中学校区で状況も違う。地域のみなさんに協議いただきたい」と答えた。
 また「中学校区どうしで(統合希望の相手と)うまくかみ合わない場合はどうするか」との委員の質問に対し、市教委は「先に2中学校区が地域協議会を設け、そこに別の中学校区が後から参加することは可能。早い者勝ちではない」と答えた。
 会合では、複数の中学校区での学校統合が必要との方向でおおむね議論が進展。「(各委員が)持ち帰って、もう一度意見を吸い上げてはどうか」との委員の意見を踏まえ、地域協議会の設置要請や、どの中学校区と検討すべきかなどの意見集約は、9月下旬~11月中旬に開催予定の次回会合に持ち越した。
 検討委の過去の議事録や配布資料は、市ホームページ「市学校規模等適正化中学校区検討委員会」の資料欄で見ることができる。
 清流中学校区検討委の委員は次の通り(敬称略)◎は今年度の新任。
▽委員長=朝倉富美夫(第6区長)▽副委員長=野田玲治(菱小PTA会長)▽委員=毒島嘉寛(東小PTA副会長)、岡田亜紀(北小PTA副会長)、杉原真一(清流中PTA会長)、亀山貴史(ひかりこども園保護者会長)、林進(第1区長)、二渡武雄(第17区長)、◎瀧上昭治(第10区長)、大澤尊光(市PTA連絡協議会元役員)、◎藤本武志(菱地区青少年愛育運動協議会長)、竹市富夫(東小校長)、◎石島保(北小校長)、◎臼井一子(菱小校長)、堀江雅彦(清流中校長)

 

 第2回会議の日程・開始時間(会場)

▽中央中学校区=5月23日午前10時(中央中)

▽清流中学校区=24日午後2時(清流中)

▽新里中学校区=27日午後2時(市新里支所3階)

▽梅田中学校区=28日午後2時(梅田中)

▽広沢中学校区=6月3日午後2時(広沢中)

▽境野中学校区=4日午後2時(境野中)

▽桜木中学校区=25日午後2時(桜木公民館)

▽相生中学校区=7月1日午後2時(相生中)

▽川内中学校区=4日午後2時(川内中)


桐生タイムス

ページトップへ